A2
初めての体験の文旦でガッカリさせてしまい、とても残念に思うと同時に、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、S様宅にお届けした文旦は決してハズレではないです。私も初めて文旦を食べた時は、皮の厚いことと種の多さにビックリしたものです。

まず、種の多さについてですが、文旦の栽培方法は、5月の花の咲く時に、自然に受粉させるのではなく、わざわざ人の手でひとつひとつの花のめしべに花粉をつける作業をします。(幡多農業高校の生徒さんや、モーニング娘(?)さん達が手伝ってくれた作業です。)(「すくも写真館」ページに写真をアップしています。)
この作業をした花は、文旦の大きさ、形、実張りの良さなど、自然に受粉させた実と比べると格段に品質の良い実がなります。そのかわり種が多く入ってしまうのです。
 
 
当農園では、より自然に近く、より安全性の高い農法にこだわり、安心して食べていただけるものだけを、お客様にお届けしたいと考えております。例えばホルモン剤等を使用して種なしにする農法もありますが、そのような方法には、私共は疑問を感じています。
もちろん、種がなくておいしいのが一番だと思いますので、そのような文旦は作れないものかと日々研究を重ねていますが、まだ結果が出ていないのが現状です。

ちょっと食べにくいけれど、自然の果物には必ず種がある、種がたくさん入っているのはおいしい文旦の印、と、どうかご了承ください。

また、温州みかんなど他の柑橘類に慣れた目で見ると、すごく皮が厚く思えるのですが、これが文旦の特徴なのです。
この厚い皮のおかげで寒い季節を乗り越えて、おいしい実になります。
また、皮の厚さを利用して地元では「文旦の皮の砂糖漬け」を作ります。あっさりとした甘味で、なかなかおいしいものですので、ぜひ一度お試しください。