戯れお題






生きとし生けるもの
全てが迎える死

真面目に生きる者も死に
悪事に溺れる者も死に
我のように
戯れる者も死に
残るは・・・無

故に尚の事
命ある限り
無駄なく戯れて候





死の果てに
何が有るって?

・・・ ・・・
な〜んも有りゃせんじゃろ

小生 捻くれ者でしてな
宗教家たちの
笛や太鼓で踊るのは
お断りして居りますわい



櫛風沐雨(しっぷ う もくう)

捻くれ者の小生なら
櫛雨沐風(しう もくふう)
と、いう所ですかな

あっ
漱石さんのお株を奪ってしまいましたぞ
ま、
戯れですからして
許して頂けるでしょうな


「漱石」は
初め正岡子規が使用していたペンネームだとか。
したがって
文中の漱石さんは「正岡」「夏目」の両氏にかけています。




修羅

まさに現世は
修羅の世界ですなぁ

件の阿修羅も
裸足で逃げ出したそうですぞ

ン?
小生ですか?
小生には縁が御座いませんからして
涼しい顔で戯れて暮らしますかな



蠢動(しゅんどう)

国乱れて
我 嘆かん
これを
蠢動といへり

一寸に満たぬ虫ゆえ
魂 無きに等しく
戯るが関の山かな





仕える事なき身ならば
伺い立てる上役も居ず
之 気楽にて候


斯のご時世に
詩歌など嗜めば
諮る者の影
四方に浮かび
志せる場所に
至りも出来ず

思案の果てに
始祖の戒め忘れ去り
矢の雨にこの身晒し
試みし兵法の数々に
枝折れ 幹裂け
死屍は地を覆わんや

私意に溺れし罪科に
死罪 天より賜らん
糸遊と消え行くなれば
詩境ここに極まりて
紫雲 空に溢れんや


行頭の漢字が「し」と読める文字だけで
綴ってみましたが、無理があるようです。笑




昇竜

天に昇らんも
池中にその時を待つや


地獄に落ちんも
浮生にその時を待つや
戯れ三昧の 中に溺れて



此岸(しがん)

方向音痴の小生は
人の万倍も迷って居りますな
そもそも仏が
この世は「迷いの世界」だ、などと
仰るものですから
素直な小生は
春夏秋冬
朝から晩まで
迷いっぱなしですぞ



小生

う〜ん
少し変わり者かも知れませんな
我が道を行く、と申しますか
好き勝手を書いている、と申しますか
人さまから
如何様な批判を受けようとも
そんな事ぁ知ったこっちゃありませんな

好きで歩いている道ですからして
たとえ
総理大臣だろうが 神様だろうが
文句を言わせません・・・と、言うよりも
文句を言われそうに成ったら・・・
取りあえず逃げますかな



しゃ

奢 奢る心あらば
遮 他人の道を遮り
射 あまつさえ矢を射
娑 娑婆を私物化せん
斜 心根はすと成りし暁には
捨 世間より捨てられ候
社 神の地を訪れ
謝 許しを乞わんも
赦 赦(ゆる)される事無く
瀉 自らの血を大地に瀉(そそ)がんや