戯れお題
ま
漫筆
指先の
赴くままに書きたきも
反乱兵は
キーを嫌うや
※
マ行まで来ますと
ネタが少なく成りますからして
指が止まりがちです。
窓明かり
どなたかが
窓から忍び込みますと
エライ事に成りますが
お月さまが音もなく
そっと忍び込んで来ますとな
小生などは
部屋の明かりを消して
歓迎しますな
摩訶不思議
このお方・・・
巷に溢れて居られますな
摩訶不思議ですなぁ
ま
魔の笛に
真っ当忘れ
舞い狂う
松蝉の身の哀れかな
迷子ゆえ
目陰に
誠見えざる
末世と成らば
疎らな心に
麻痺の香り漂い
幻 誘えば
摩利支天は去り行かん
※
一連目は
テレビや雑誌などの
悪影響を表現しています。
松蝉は「好んで其処に居る」の意です。
二連目
目陰(まかげ)→遠くを見るときに額に手をかざす様子です。
三連目
摩利支天→女神で武人の守り神…ですかねぇ。
稀
世の中に
「稀」は多く御座いましょうが
小生のような白亜紀の生き残りは
やはり
「稀」でしょうなぁ
真綿
その昔
これで首を絞められた人たちが
沢山に居られましたが
きょうびは余り聞きませんな
これはあれですかな?
羽毛が流行ったせいでしょうかなぁ
豆鉄砲
世界中の軍人たちに
これだけを持たせておけば
平和なのですがなぁ
戯けた夢・・・ですわ、なぁ・・・
まんしん
漫心に酔えば
慢心に溺れん
万心求むなら
満心を知らず
蔓心は
瞞心呼ばんや
※
そぞろな心のままだと
驕り高ぶるように成り
沢山の心を求めれば
いつになっても満たされなくて
はびこる心とも成れば
あざむきやごまかしに終始するよ
と、詠んだつもりです。
文字の制約の中、
私の技能の限界でしょうね。
魔
魔が差して
魔界覗けば
魔王は怒り
魔手か 魔術か
魔風の吹き荒ぶも
魔除けの札に隠れ尚
魔魅を承知で
魔女に恋をせん
※
まさに
魔が差したような詩に成りました。笑
舞う
落ち葉が舞えば
私の心の隅に
微かな淋しさが顔を出します
悪意が舞えば
私の心は
雪に埋もれて行くのです
君の微笑が舞えば
私の心は春の温もりに
すっかりと包まれるのです
※
苦し紛れのラストでした。苦笑