戯れお題
く
九
九星に道尋ぬれど
亡八の徒は
七生還れども
六塵に埋もる
五体の哀れや
四海に身を砕けど
三和土と踏まれど
二世の縁知らずんば
一人…只一人消え逝かん
嗚呼
戯れかな
苦
苦の中に
楽を探さん
戯れぞ探さん
句
我が言の葉に宿るは
戯れの神
我が言の葉が指すは
破滅からの鎮魂歌
我が言の葉は
虚飾を知らず
諂いを知らず
媚を知らず
只
戯れに溺るるや
苦海
この海を
涙もて泳ぎしや
情けに沈むや
はたまた
戯れにたゆたうや
群芳(ぐんぽう)
群芳香る中に
闌れるや我が戯れの花
葷酒(くんしゅ)
葷酒 山門に入るを許さず・・・とか
ならば 葷酒よ
我が門に入りたまへ
共に滅びんぞ
九品(くほん)
戯れば
九品蓮台に昼寝せん
罰当たりですなぁ。
倶生神(くしょうじん)
我が肩に
男神の仕事無く
只管寝て候
我が肩に
女神の忙しく
働きて候
注
どこの神だったか・・・
人間の肩に留まり
男神は善行を記録し
女神は悪行を記録するそうな。
小生など善行に縁なく
悪行ばかり行う故に女神の忙しさは
想像を絶しますな。
お気の毒にて候
悔い
悔いあるが故に
我 人と思い
過ちあるが故に
我 生を知り
遊び心あるが故に
我 戯れて候