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恋歌 2
深まる秋の
静けさよ
人肌恋し
この夜に
温もり求め
焦がれるは
枕に通う
想い人
恋いて恋われて
現世に
歩ける路の
違うとも
三世契りし
ひと故に
明日の夢に
眠る夜
嗚呼木枯らしの
哀しみに
言の葉散りて
去り行けば
森羅の闇を
彷徨わん
この恋い一つ
哀れかな
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