雌伏編
さあ。飲んで騒いで丘に登って。
ふらふら溝にはまる事も、電信柱にぶつかりヘコヘコ謝ることもなく、
なんとか我家に辿り着きました。
酔っ払ったアタマで、さっそくパソコンに向かい調査開始です。
レーシック、LASIK で検索をかけると。あらまぁ、出るわ出るわ。
漠然と予想していた、マイナーな技術などではありません。
どうやらこのレーシック、既に、眼鏡コンタクトに匹敵する
一大勢力を構成しているようです。
施術可能な病院の数も半端じゃありません。
ちょっとした観光地の客引き状態。海外(韓国)への手術パック旅行なんてのもあります。
群雄割拠するその中に、おっ、ありましたありました。
Mが宇都宮で手術を受けた、南青山アイクリニック。
各地に眼科を展開し、なかなか繁華な商売をなさっておられるようです。
どうやら業界最王手のひとつのようですね。
費用は、Mの言った通り、両眼で50万円。
ふうむ。どうやら、相場は50万円前後のようです。
コンタクトと並ぶ、眼科収益の新たなエースといった印象です。
(注)LASIKは自由診療なので保険は効きませんが、値段は自由に設定できます。
その他、ネット上には、豊富な体験談がてんこ盛り。
どれも、素晴らしい結果に満足よ、と言った趣旨の内容ですが、
残念ながら参考になる記述は、ほとんどありません。
感激しただの、人生が変っただのは、個人の主観ですので、まぁ良いとして。
これまでお世話になりっぱなしの眼鏡やコンタクトを、悪し様にあげつらうような
メンタリティーには賛同しかねます。と言うか、正直辟易します。
曰く、コンタクト消毒の手間が省けた。
曰く、朝起きて眼鏡を探す必要が無い。
曰く、ラーメン屋でレンズが曇らない。
あたりまえだっちゅーねん。
眼鏡やコンタクトには、そりゃあ色々な弱点はあります。
しかし、それを補って余りある大きなメリット−視力の矯正という得難い効果があるからこそ
皆さんこれまでお使いになられてきたのでしょう。
新興宗教のプロパガンダじゃあるまいし。
もっと冷静で客観的な情報は無いものでしょうか。
そんな中、ようやく有用な情報源を見つけました。
リフラクティブ アイ クリニック のホームページにあります
眼科専門医
中村 友昭ドクターのサイトです。
厚顔無恥なこたつMkUは、さっそく 眼科専門医 中村 友昭ドクターへ
メールで質問を寄せてみました。
なんと。驚いたことに、当日の夕刻、中村ドクターご本人から直接回答を頂きました。
こたつMkUも一応医療職の末席にしがみついておりますので、売れっ子の医師が
どれだけ忙しいかは、ある程度理解しております。
実に迅速かつ誠実な対応です。
お送りした質問は、フラップ作成時に切断する角膜神経はその後回復するのか、といった
内容でしたが、甘言を弄する事無く、実に正確にお答え頂きました。
この時点で、心は決まりました。LASIK受けるなら、リフラクティブ アイ クリニック で。
ただし、中村医師が執刀してくれなければ意味が無いので、再考する。って事で。
さぁ、今日からLASIK500円貯金の開始です。
目標額まで、あと999日。