激闘編

6月25日金曜日。
さあ。いよいよ実戦突入です。
午後から半休をもらって、列車に飛び乗り、やって参りました田内眼科。
高知駅から徒歩15分程度です。
おおっ、待合は人で一杯です。混み合ってます。商売繁盛です。
病院スタッフは、100%若い女性で、内75%は非常に若い女性(おねーちゃん)です。
院長である田内先生の好み、あるいは深謀遠慮なる営業方針でしょうか。
嬉しい反面、やや不安が残ります。
受付で、LASIK適応検査での来訪を告げると、あまり待つこともなく
名前が呼ばれました。緊張の一瞬です。
まずは、予想通り、視力検査。そして、角膜形状測定(オーブスキャン)、血液検査、
散瞳検査、涙量検査などなど、時間にして4時間以上の事前検査がずらりと控えています。
今回の検査は保険が適用されますが、血液検査のみ保険適応外で、
LASIKの費用に含まれる、とのことでした。
つまり、血液検査後、やっぱり不安だから止めた、となった場合、検査料3500円は実費となります。

さて。以後の細かいことは全て端折って、最終的な検査結果を。
こたつMkUの角膜厚は、 左眼585μm、右眼590μm。
数値的には十分な厚さのようです。
角膜のカーブは、ほぼ平均値で、眼底にも特に治療を必要とするような病変は
見受けられません。
つまり、幸いにもLASIKの適用範囲内です。

検査後、田内先生ご本人の診察があり、LASIKに関する注意点の説明がありました。
『手術ですから後戻りは出来ません。これまでLASIK手術そのものの失敗はありませんが、
思ったような効果が得られないケースはいくつかありました。視力1.5を狙ったのに、
近視の戻りが出て、0.7程度で落ち着いてしまった、とか。その場合、3ヶ月以内は無料で
再手術します』
ふむふむ。なるほど。
この辺は、ホームページを手当たり次第調べまくった事前調査の予測内です。
それで、肝心の症例数は、如何程でしょう。
『これまで400眼の症例をこなしています』
…てことは、200人!
予想以上の十分な人数です。うむうむ。安心しました。
田内医師、にっこり笑っておっしゃいました。
『LASIKに対する要望は何かありますか?例えば、最高視力を出したい。あるいは、
老眼が心配なので、やや近視を残して通常の生活で不便が無いようにしたい。などなど』
こたつMkUは、迷わず答えました。
クレーが止まって見えるようにして下さいっ!
『…は?』
特に右45度の低いクレー。これこそが諸悪の根源なんです。
こいつがぴたっと止まって見えるように―
『…こたつMkUさん?』
…あ。いえ。失礼しました。つい興奮して。
それじゃあ、テニスボールが止まって見えるように―
『…』
あ。センセイ。
今ちょっとムッとしたでしょ。
『ははっ。まさか。で?ほ・ん・と・う・のごようぼうは?』
…はい。両眼とも1.0程度でお願いします。

こたつMkUは、さっそく手術の予約を申し込みました。
受付のおねぇさんが、ぱらぱらとファイルをめくります。
手術は毎週金曜日の午後。定員は3名まで。
見ると、7月の終わりまで、予約で一杯です。

最低でも1ヶ月待ちかぁ…。と気が抜けかけたその時。
あ。来週なら、入れますよ、と天の声。
なんと、翌週のスケジュールにのみ、一名欠員(キャンセル?)があるそうです。
あ。じゃあそれ。それでお願いします。

決断し、行動開始からほぼ一週間の、短期決戦と相成りました。
…天の声じゃなく、悪魔の囁きだったかな。
この後、LASIK手術希望者には必須となるレーシック説明会を受講し、午後8時、帰路につきました。


追伸

田内先生に、使用機材についても質問する事が出来ました。
レーシック手術の要となるエキシマレーザー装置は、ニデック5000が設置されており、
最新版の5000CXではないものの、アイトラッキングのバージョンアップ済み、だそうです。
これはまさに、こたつMkUにとって、希望通りの理想的な設備です。
ウェブ上でも色々調べましたが、やはり安定した結果が得られる日本製が一番。
これで手術は成功したも同然です。
同然ですよね、センセイ。ね?

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