☆土佐はし拳について
    箸拳とは、箸による拳の勝負のことで、宴席の座興として
   行われるものである。これは2人が相対して3本ずつの赤箸
   を前面に突き出し、箸の合計本数(自分のものと相手のもの)
   を威勢よくリズミカルな調子であてる競技である。箸拳を行う
   ことを「はし拳をうつ」という。

こうして勝抜戦が興にのると宴席は歓声に沸き、この遊戯を知らない
県外の人たちは喧嘩でもしているのかないかと驚くほど威勢がよい。
皿鉢料理(さわちりょうり)と箸拳があるから土佐は酒呑みの国だと
言われる所以であろうか・・・。


《特に注意したいルール》

●ジャンケンの最初は必ず「ぐう」を出す。
●先手/先手は必ず3本と打ち込まなければならない。
      3本以外の数は言えない。
●後手/後手は双方が出し合った箸の数を「5本か1本」
      のいずれかで言い当てる。
●分け/双方の箸の合計がお互いに言いあての数字と違
      った場合にはこれを引き分けとする。

      (合計の数字が、0、2、4、6の場合)
【資料提供:高知県観光コンベンション協会】