14 滅 命儚き 万象は 森羅の闇に 消え逝かん 我の命の 百年は 宇宙の何処に 消え逝かん ひと恋う熱の 滾るとて 束の間冷めて 消え逝かん 夢追い人の 行く末も 砂漠に飲まれ 消え逝かん やがての老いは 無情ゆえ 手を振り振りで 消え逝かん