楽器

 何を隠そう、私のDTM歴はほとんどパソコン歴に匹敵するくらいに長い。そもそも音符という物はデジタルデータに変換しやすいのだ。


ローランド SC88

 「64音同時発音」このコピーをみて買うしかないと思った。それまで、私はTX81Zというザナドゥにでてくるモンスターのような型名のFM音源ユニットでDTMをしていたのだ。(一応8チャンネルマチチティンバー)んで、自分が88を買って3ヶ月くらいで友達が88VL(88の操作パネルだけが簡略化され中身は同一、定価で2万円くらい安い)を買ったので88ボロと名付けた。


YAMAHA ドラムセット

 実は私、ドラマーだったのです。なぜか小学校の時から、小太鼓(ドラムセットで言うスネア)がすきで、合奏の時間は立候補で小太鼓をやりました。初めてドラムセットをたたいたのは高校の時の修学旅行で、島根県の三瓶山に行きそこの青少年の家の音楽研修室にあったものです。初めてなのに8ビートがたたけたので、これは才能があるのではと、親にねだって買ってもらいました。シェルの方はまだ現役ですが、シンバルは良いのを(ジルジャン、セイビアン、パイステにリンクする予定)買わないとすぐ割れてしまいます。後に、ジルジャンの一番薄い奴、(それでもハイハット、クラッシュ2枚、ライドで10万くらいします)ついでに、森林組合から無利子で借りた100万の内半分をその他ハードウエアとシンセドラムに使いました。


YAMAHA RX17

 ドラムマシーンです。サンプリング量子化12ビットなので当時としては音はそこそこ。現在もリズムパートはこれで打ち込み打ち込みマウスうううう。


YAMAHA QX5

 最近はこういうのはないでしょう。MIDIデータだけを本体内のメモリーで処理するシーケンサーです。リアルタイム入力やステップ入力を駆使して、よさこい鳴子踊りをポップス風にアレンジして打ち込み、村の夏祭りでオリジナルの振り付けで踊りました。ああなつかしい。


YAMAHA TX81Z

 QX5と組み合わせることで、最大の効果を発揮します。8音マルチティンバー、4オペレーターFM音源搭載です。


YAMAHA PTX-8

 ヤマハが最初に出したシンセドラム(だと思う)。パットの耐久性が悪くしばらくたたいていると。打面が凹んできて、センスが鈍くなってくる。16ビットサンプリングの音源は良かったんだけど・・・



YAMAHA KX5

 驚異的なロングセラー。音源を持たないショルダーキーボード。ヤマハは未だに定価を買えずに販売している。応急バンソウコウの様なスライドパッドが泣かせる。やはりギタリストのようにキーボードも肩に担ぐと哀愁が漂うのか?
 現在は、流浪のシンセサイザー奏者、松井BINSHOさんに月5,000円で貸している。(うそ)その代わりに、私は謎のシタール奏者 サンギート・アタサさんに01Wとタブラーをただで借りている。


YAMAHA DX100

 デジタルシンセサイザーを全世界に知らしめた不朽の名機DX7の孫とも言うべきシンセ。4オペレーターのFM音源とミニキーボードで武装した姿は、イニシャルタッチなしの鍵盤とも相まって、今でも現役で打ち込み用として活躍している。

 実は上のKX5もそうだが、このDX100も、元は故寺岡正博氏の所有物だった。彼が生前、私とバンドを組んでいたときに使っていた物を脱会するときにインクジェットプリンターと3つセットで8万円ボーナス3回払いという契約をし、結局3万払って後はもういいということになった。決して死んだので残りを払ってないんじゃないかということはない。口約束なので、死人に口なしである。今となっては、確かめようがない出来事である。儲かったような、後ろ髪引かれるような、気持ちで時々夜中に目が覚めるとアイツの顔が天井に・・・